いざという時、抱っこでは守れません
チャイルドシートに乗せたとたん赤ちゃんが泣いてしまい、かわいそうになって思わず抱っこしてしまった……。それはとても危険なことです。
腕力の強いパパでもそれは同じです。
例えば、体重5kgの赤ちゃんを抱っこして時速40kmで衝突した場合、腕には赤ちゃんの体重の約30倍=およそ150kgの荷重がかかることに。
両手でしっかりと赤ちゃんを抱きかかえているつもりでも、150kgもの力で放り出される体を抱っこで支えることは不可能です。
また、チャルドシートを使用した場合に比べ、使用していない場合の交通事故による致死率は約5倍になるという報告※もあります。
「チャルドシートを使っていれば……」そんな後悔をしないためにも、チャイルドシートの使用を徹底してください。
※出典:チャイルドシート関連統計/警察庁
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/childseat/cs-date29.pdf
チャイルドシートはいつから必要?
赤ちゃんを出産後、病院から車で自宅に帰る場合は、その時から必要です。法律では、6歳未満のお子さまにチャイルドシート(またはジュニアシート)の使用が義務付けられています。
しかし、体の小さなお子さまがシートベルトを使用すると、いざという時に事故から命を守ってくれるはずのものが凶器となり、首の骨や内臓を傷つける危険性もあるため、6歳を過ぎても身長が140cm程度になるまではチャイルドシート(またはジュニアシート)を使用してください。